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経営講座の第77回目です。
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Question
健康保険組合への加入
資本提携により、ある企業グループに加わったところ、親会社より、
健康保険組合への加入を案内されました。
加入のメリットデメリットを教えてください。
Answer (1)メリット
保険料の節約になると考えられます。ただし、健保組合の財務状況に
よりますので、どの健保組合であっても必ず保険料が協会健保より
下がるということではありません。
また、やはり組合ごとに内容の差がありますが、付加給付があります。
例えば、傷病手当金や出産手当金といった基本的な保険給付の上乗せ
支給や、一部負担金の還元などです。他にも、レジャー施設の割引券を
もらえたり、家庭用医薬品の斡旋販売、長期間に渡って保険を使わな
かった際のプレゼントなど、福利厚生的な取り組みをしているところも
あります。
以上はあくまで一例ですので、詳しくは健保組合にご確認ください。
(2)デメリット
一般論ということになりますが、事務手続きが少々煩雑になると
思われます。少なくとも保険料の納付については、加入手続きや保険
料の納付は年金事務所と健保組合にそれぞれ行うことになります。また、
被扶養者の認定に厳格な健保組合であれば、所得証明書を求められる
場合などがあります。
その他、ご留意いただきたいこととしては、健保組合によっては、加入に
際して事業規模や会社の財務状況などに一定の条件を求めている場合も
あります。
なお、将来的に脱退するということになった場合、任意で自由に脱退する
ことはできず、健保組合の理事会による承認を得る必要がありますので、
慎重にご判断されるとよいかと存じます。
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